今月のことば
ピースフル・クリスマス！ （世界中で紛争が絶えません。今こそ「平和」を祈りたいです。）
「ことばに表せないほどの賜物ゆえに、神に感謝します。」 (第2コリント9:15)
クリスマスになると、プレゼントを考えさせられる。お世話になっている方々、愛してる家族にと思いは馳せる。 なぜクリスマスにプレゼントか？
いわれは知らないが、イエス様という素晴らしい、神様の愛のプレゼントを知った時に、神の愛を覚えつつ、愛する方たちにプレゼントを・・・と、私なりの理解である。そして、ひとつの話を思い出すのである。
以前っは教会でもクリスマスに、プレゼント交換をしていたものだった。金額を決めて、それぞれが思い思いのプレゼントを用意する。讃美歌を歌いながらプレゼントを隣へ渡す。司会者のストップの声で回すのをやめ、その時に手許のプレゼントが各々のものになるという趣向である。
ある教会のプレゼント交換の時のことである。互いにプレゼントを公開して、拍手するのがしきたりだが、年配の男性が公開したところ拍手でなく、爆笑が沸きあがった。その人に黄楊(つげ)の櫛が当たったのだが、その方は櫛を必要としない光り輝いた頭の方だったのである。
どんな良いプレゼントでも自分に必要のないものでは残念だと思う。 義理や何かの魂胆のあるものも、嬉しくはない。お返しを考えさせられるのも、気が重いことであろう。
愛のこもった、自分に最も必要な救いをもたらす、お返しを心配せずに信じて受けるだけのプレゼント。 それがクリスマスにおける、イエス様という神のプレゼントなのである。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
ヨハネ3:16
・その動機は・・・愛
・その条件は・・・信じる
・その対象は・・・世(すべての人)
・その賜物は・・・永遠のいのち
今年のクリスマスには、このプレゼントを心静かに想い、神の御愛の深さを憶えたいと思う。そして、神が人となられたイエス様の謙遜と服従のお姿を、ピリピ2:6〜8より知るなら、さらにクリスマスの恵みは増し加わることと思う。
若狭 正一牧師
