本当のサンタ
町の中も町から外れた地域でも、十一月も半ばを過ぎるとクリスマスモードになります。ではジングルベルが鳴り響き、子供達は浮き浮きし大人達はプレゼントで頭を痛めます。 子供は五年生頃まで、サンタを信じている子がいるそうです。サンタの正体は両親であっても、子供の夢は大事にしたいものです。では大人はどうでしょう、その両親にもプレゼントが用意されているのです。その贈り主は人を神の形に創造した、本当の神様です。その贈り物は、地位・財産・名誉でしょうか、いいえ違います。それは人生に希望と喜びと平安を与え、生きる意味を与えてくれるものです。
「神は一人子を賜った程に、この世を愛された、それは御子（キリスト）を信じる者が一人として滅びずに、永遠の命を得るためである」ヨハネ３章十六節と、聖書は語ります。
二千年前に神が人になって来られ、人には不可抗力な死を解決してくれたのです。本当のサンタは私達人を造られた真の神で、その贈り物が神の一人子のキリストです。彼は「私は蘇りであり命である、私を信じる者は、例え死んでも生きる、また、生きていて、私を信じる者は、いつまでも死なない、あなたはこれを信じるか」ヨハネ十一章二五〜二六節と、とても人の考えでは及ばない言葉を語りました。
これは死に対する挑戦でしょう、死に打ち勝つ事が出来る自信の現れです。事実彼は十字架の死に因って人の罪を滅ぼし、復活に因って死を滅ぼされました。死からの救い主が神の贈り物のキリストです。この方を信じるだけで、彼と同じように死からの復活が約束されるのです。復活の主の誕生を祝うのがクリスマスです。教会ではこの良い報せを牧師が、聖書を基に説教をいたします。
信じる者は死の恐怖から解放されるのです。
高塩 宏
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