| 宗教最新情報(2017/12/15) |
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■＊殺人カルト指導者マンソン受刑者死去 １９６９年に米女優シャロン・テートさんらの殺害を自身が率いる集団のメンバーらに指示したとして終身刑で服役していた米カルト集団の元指導者チャールズ・マンソン受刑者が１９日、老衰のためカリフォルニア州の病院で死去した。８３歳。米メディアが報じた。 ３４年１１月、オハイオ州シンシナティ生まれ。子供のころから犯罪に手を染め、矯正施設などへの出入りを繰り返した。６０年代にカリフォルニア州で家出少女らと集団生活を開始。映画監督ロマン・ポランスキー氏のハリウッドの邸宅で６９年８月、同氏の妻で当時妊娠８カ月だったテートさんら男女５人を惨殺したなどとしてカルト集団メンバーと共に逮捕された。 ７１年に死刑判決を受けたが、カリフォルニア州が死刑を一時廃止したため終身刑となり、服役していた。 事件は欧米に大きな衝撃を与え、受刑者は「狂気のシンボル」とされることが多く、米ロックバンド「マリリン・マンソン」は受刑者の名前をバンド名に引用したとしている。受刑者はビートルズの「へルター・スケルター」が世界の終りを予言していると説き、話題になったこともある。 （スポーツ報知 １１/２１付） ■全米を震撼させたカルト殺人チャールズ・マンソン 全米を震撼させたカルト殺人チャールズ・マンソン、悪の華 チャールズ・マンソンの禍々しい眼光と言葉に魅せられたカルト集団の若者たちが惨殺事件を引き起こしたのは、１９６９年８月。 ロマン・ポランスキー監督の妻で妊娠８ヵ月の女優シャロン・テートを容赦なく刺し殺すなど、猟奇的な凶行は全米を震撼させ、日本でも大きく報じられた。以来４８年余り、終身刑に服するマンソンはまだ生きていた。１１月１９日に８３歳で死去。なんと老衰である。 アメリカ文化に詳しい明治大学名誉教授の越智道雄氏は振り返る。「６０年代末はベトナム戦争に反対し、社会秩序を疑うカウンターカルチャーの時代です。ヒッピーの心の底をマンソンは見透かしていた。若者は、自由に生きるといっても、何かにならねばというプレッシャーがある。マンソンは、若者の不安に解決の道筋を示す救世主のように振る舞いました」その果てが殺人だった。 ３４年、オハイオ州シンシナティ生まれ。出産当時母親は１６歳、父親は定かでない。母親は売春や飲酒ですさみ、強盗で服役。マンソンも窃盗などを繰り返す。６７年、長い刑務所暮らしを終えたものの、常識や平凡がどういうものかを知らずに育つ。ミュージシャンを志すが才能は開花しなかった。やがて若者と集団生活を始める。最盛期には３０人ほどいたが、男は５人ほど。他は若い女ばかりだ。「人心掌握がうまい。女性にとり父親、恋人、絶対者でした。女性が自分に自信もつけていく。支配するだけではなかった」（越智氏） 麻薬とセックスの力も大いに使う。売春婦のヒモとなる方法をフャミリーの人間関係に活用したという。一方、ビートルズの『へルター・スケルター』が、世界最終戦争を暗示していると説く。白人と黒人の間で人種戦争が起き一度は黒人が勝利するが、最後はマンソン・フャミリーが支配するという狂った思想だ。「ビートルズには迷惑な話ですが、勝手に仲間と感じていた。ヒトラーの影響も受けています」（越智氏） 黒人に罪を着せ、人種戦争を早く起こそうと、血みどろの殺人を実行に移させた。事件報道を見て殺した相手は人違いと知る。マンソンのレコードを出す約束を反故にした男の家を襲ったつもりが、引っ越ししていたのだ。マンソンは直接手を下していないが、７人の殺害を指示したとして逮捕された。７１年に死刑判決。カリフォルニア州で死刑が一時廃止されたため終身刑になる。かつて無視された音源がレコード化され、多くのミュージシャンにカバーされるなど悪の象徴として注目されていく。８０年代にはテレビなどのインタビューを受けている。悪いことはしていない、と平気で言うのだ。サインや毛髪の販売もした。 参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏は言う。「麻原彰晃と多くの共通点がありました。麻薬を使うこと、教祖との乱れた性関係、最終戦争が起きると説き、信者が殺人を犯すことなどです。追い詰められたカルトは教祖もろとも集団自殺することが多いのですが、ふたりとも狭い場所に隠れた状態で逮捕されています。自己保身ですね。いまだにマンソンを信奉する努力があるからと、獄中インタビューは実現できませんでした」 仮釈放の申請を１２回も行う。近年でも刑務所で携帯電話や刃物を入手するなど、更生の姿勢は見られない。２０１４年に２６歳の女性と獄中結婚寸前まで話が進み驚かせた。また、捜し当てた父親がマンソンとわかり鬱病になった男性もいる。「凄惨な殺人が原点なのに、話題にされ続ける珍しい例です。人には残酷で邪悪なものに引かれる心理があっても、マンソンが狂気の悪党ということには変わりありません」 （週刊新潮 １２月７日号） ■「世界救世教」教主がキリスト教に宗旨替えした！？ 公称６０万人いるとされる信者たちは、何を信じていいのかと戸惑っているに違いない。なにしろ、宗教団体のトップが、他の宗教を信奉し、毎週のように教えを乞うていたというのだ。しかも、発覚のきっかけは、信者たちがチームを作っての尾行だというから、先行きが案じられるのである。 １９３５年に明主とされる岡田茂吉が立教した、静岡県熱海市に本部を置く世界救世教。手をかざすことで“病を癒す”とされる「浄霊」が特徴であるほか、私立美術館の先駆けであるＭＯＡ美術館の運営母体としても知られている。創設者の亡き後、教団は分裂を繰り返し、現在、「世界救世教いづのめ教団」「東方の光」「世界救世教主之光教団」の３つの団体に。それらの頂点に君臨するのが、今回の騒動の“火種”で、初代の孫に当たる教団の４代目教主、岡田陽一氏（６９）だ。 「今年９月に行われた３団体が集まる役員会の場で、突然、東方之光の役員が、岡田教主に関する驚くべき事実を明かしたのです」というのは、雑誌「宗教問題」の小川寛大編集長。「教団内では、以前から岡田教主の言葉に他の宗教の影響があるのではと噂になっていました。そこで東方之光が独自に調査チームを結成したところ、ほぼ毎週のように、初老の男性と２〜３時間密会していることが判明しました」 下部組織がトップを尾行していたというだけでも驚かされるが、それだけではない。後日、この調査結果を信者たちに伝えるために配られた文書には、さらに信じがたい内容が。例えば“いづめの教団“の＜真実をお伝えします＞という理事長名義の文書は、〈「教主様の尾行・盗聴・盗撮」は本来あってはならないことです〉といった出だしで始まり、〈調査報告では、Ｍ氏が持参した書面を自らが読み上げ、教主様ご夫妻はそれを敬虔なご様子で拝聴されている写真もありました〉Ｍなる人物が読み上げたとされる書面の中身は、〈「主に感謝いたします。イエス・キリスト、主に委ねます。（中略）感謝いたします。アーメン。」「イエス様と一体でお使いください。命、意識、ヨハネ、聖書は一つ（略）」〉 教主夫妻は儀式のように頭を垂れて聞き入っていたという。傍らから見れば、キリスト教に改宗したとしか思えないが、文書は次のように締め括られている。〈このままでは、世界救世教は全く違う宗教になるか潰れるかです〉岡田教主の行動は、さすがに信徒にさえ、理解不能と映ったようである。 さて、ご本人は一体何をお考えなのか。帰宅した岡田教主に声をかけると、無言のまま自宅へ駆け込んでしまった。代わりに、世界救世教主之光教団が回答してきた。「東方之光が教主を尾行したのは事実です。しかし、相手の方は宗教家ではありません。古くからの友人で、聖書についての語り相手であると伺っています。ですから、教主がキリスト教の指導を受けているという事実はありません」世界救世教がこの先進む道は、神のみぞ知る？ （週刊新潮 １２月７日号） ■＊日本の「統一教会」の現在 「世界平和統一家庭連合」を知っていますか？ 日本では、２０１５年８月に「世界基督教統一神霊協会」（いわゆる統一教会）から「世界平和統一家庭連合」と名称を変更したのです。 昔から統一教会は、名称と実態を隠すために、様々な組織を造り、人集めと金集めに奔走してきましたが、いよいよ本部の名称を変更したのです。その彼らが制作したニュースレター「VISION2020」（世界平和統一家庭連合広報文化局制作、第１１０号）２０１７年８月３１日号には、一面で「北海道から沖縄まで自転車で日本を縦断し、朝鮮半島と平和定着と世界平和実現の願いをつなぐ市民参加プロジェクト「PEACEROAD 2017 in Japan」（主催・同実行委員会）が、今年も開催されました。」と記事をカラー写真付きで掲載しています。この記事によるとこのプロジェクトは２０１３年から始まり、故文鮮明の妻、韓鶴子総裁が命名したこと、自転車で各地をリレー式で回りながら、様々なイベントを開催し、「政治家や宗教家、大使館、領事館関係者、在日韓国人・朝鮮人、報道機関関係者などの有識者に文鮮明と韓鶴子総裁の平和思想を伝える機会となった」と記しているのです。さらにこのプロジェクトの中央実行委員会の委員長が遠藤哲也氏（元日朝国交正常化交渉日本政府代表）と明示されており、政府お墨付きの平和運動 このような記事は、信者にとっては「世界平和統一家庭連合」の華々しい前進ぶりと組織への貢献度を高める効果があるでしょう。また事実を知らない一般の人々にとっては、平和運動を推進している「世界平和統一家庭連合」に好印象を持つことでしょう。 そして自転車のロードレースを趣味にしている方々は一緒に参加したいという気持ちになるでしょう。被害者の入り口になるのです。 さらにこのニュースレターの最後には、各地で開催された分鮮明の自叙伝とされる『平和を愛する世界人として』の書写イベントの様子を紹介しています。この本は何年か前に各キリスト教会や個人にも送られてきたので記憶のある方もいるでしょう。文鮮明が語った言葉を書き写して、心に刻み、文鮮明のような生き方をしようというのです。このイベントには、信者だけでなく「新規ゲスト」の人数も記されていますので、信者を増やすきっかけになっているのです。 文鮮明が、キリスト教系異端の統一教会の教祖、破壊的カルト教団の偽メシヤ、霊感商法で多額の被害を作り出す元凶、などという事実を隠して「世界平和統一家庭連合」というカモフラージュした組織を使って、文鮮明が稀有な平和運動家のようなイメージを作り、好感を抱く方々を取り込み、そしてマインドコントロールして、新たな被害者 を作り出しているのです。彼らは、皆さんの身近にいかにも善良な隣人として、見分けられないように存在しているのです。しかも本人はいたって真面目で正しいことをしていると思い込んでいるのです。 私たちは、彼らにどのような対応ができるでしょうか。私たちが彼らと統一教会との関係の深さを見分けることは難しいことですが、もし彼らから私たちに働きかけがあった時には、疑問を持ちつつもよく話を聞いてあげることが必要です。そして、彼らの属している団体や組織について攻撃的にならずに率直な疑問点を質問してみることが大切です。 実は彼らもよくわかっていないことが多いのです。彼らが少しでも自分が属している団体に疑問を持つようになればよいのですが、それは、彼らと統一教会（世界平和統一家庭連合）との関係の深さに関係するでしょう。彼らと関わるには、本当に忍耐と愛情が必要なのです。気長に構えて付き合い続けることが必要です。特に家族や友達の場合は、決してあきらめずに関わり続けること、詳しい情報を持っている方に相談することが大切になります。 くれぐれもミイラ取りがミイラにならないように、聖書通読や聖書の学びを怠らないように励むことが前提です。 （１２/３ 同盟ニュース） |
