宗教最新情報(2016/12/15)

■統一教会（家庭連合）教祖の息子、トランプ勝利に大喜び 　トランプ勝利に歓喜する国進夫妻と亨進夫妻（HOW WELL DO YOU KNOW YOUR MOON?より）アメリカのサイト『HOW WELL DO YOU KNOW YOUR MOON？』が、米共和党大統領候補ドナルド・トランプの勝利に大喜びする文亨進と文国進の写真を掲載している。 　この教祖の息子二人は教祖・文鮮明の死後、教団主流派を牛耳る母親・韓鶴子から共に放擲されており、亨進が開いたサンクチュアリ教会に国進が経済支援を行う関係だ。 　本紙で報じたように、トランプの次男エリックと両兄弟は昵懇の関係であり、全米ライフル協会が支持するトランプの当選は国進が経営する銃器製造販売会社KAHRArms者にもさらなる特需をうながすと見られている。 　政権移行チームの一員となったエリック・トランプ。新たな政権の庇護の下で亨進のサンクチュアリ教会や国進の銃器製造販売会社がどう発展を遂げるかも注目される。　（文中敬称略） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（日刊カルト新聞 　１１/２８） ■朴僅恵義弟が怒りの告白「あの女が一家を崩壊させた」 　 　「崔順実と朴僅恵の関係は、尊敬や好意で成り立ったものではありません。朴僅恵大統領は、崔順実が権力を私物化するために作った“商品”だったのです」　ソウル市内で本誌の取材に応じた朴僅恵大統領（６４）の義弟、申東旭氏（４８）は、怒りを込めて語るのだ。 　朴僅恵の妹、朴僅令氏の夫である申氏は、崔順実が起こした今回の事件に対し、痛恨の思いだったと明かす。「これまでの歴代政権の不正、特に親族の金銭スキャンダルを目の当たりにし、我々が絶対に不正を起こしてはならないと、妻と話していました。（政財界の人間が集まる）江南の高級レストランにも足を運ばないように気をつけていた。そうした場で不正が生まれるからです。私たちは朴政権の成功を誰よりも望んでいた。それだけに今回の事件は残念でなりません」　崔女史が関与した国政介入事件は、史上初となる大統領の事情聴衆にまで発展した。国会で与野党が疑惑究明に向け特別検事の導入と国政調査を行うことで合意。大統領は更に厳しい捜査を受けることになる。 　 　今回の事件の背景には、朴僅恵と崔一族の４０年に及ぶ因縁があった。朴僅恵が初めに信頼を寄せたのは、崔順実の父親でカルト宗教家の崔太敏牧師だった。　母親・陸英修の暗殺後、１９７５年、朴僅恵は、崔牧師の誘いに応じ彼の教団・救国宣教団の名誉総裁に就任。朴僅恵と崔父娘の蜜月関係がスタートする。　「崔牧師は『私の霊能力を使えば陸夫人に会うことができる』などと、（母親を亡くし失意の中にあった）義姉に何通も手紙を出しています。朴正熙の後継者となるのは義姉です。その権力と金、政治的資産を得るために、崔牧師は計算を巡らせて義姉に近づいたのです」 　そこから崔牧師は家族の分断工作を始める。　１９７５年に朴正熙が暗殺されると、姉妹は青瓦台を離れ城北洞で一般人としての生活を始める。そこに足繁く通っていたのが崔牧師と崔順実の父娘だった。「元々、義姉と妻、義弟の朴志晩は仲の良い三姉弟でした。一家の絆を引き裂いたのが崔父娘だった。国家安全企画部（国家情報院の前身）の報告書によれば崔牧師は『妹と弟と親しくすれば不浄なことが生じる』と義姉に叩き込んだそうです。不審に思った妻は、１９９０年に（朴正熙と親交のあった）櫨泰愚大統領に嘆願書を書いたのです」 　その中身は「朴僅恵と崔父娘の関係を切って欲しい」と依頼したものだとされている。しかし崔父娘に「妹と弟は変人だ」と洗脳されていた朴僅恵は、逆に妹弟と縁を切る道を選ぶ。家族から孤立させ信者を思いのまま操る、まさにカルト宗教特有の手法だ。　崔牧師が１９９４年に死去すると朴僅恵は崔順実 に深く依存するようになる。　崔順実が「政治家・朴僅恵」の威光を利用して権力を握り、約四百億ウォン（四十億円）もの資産を形成していく一方で、申氏ら親族は不遇に晒される。　「私たち夫婦は大統領就任式にも招待されず、青瓦台に足を踏み入れたこともありません。それどころか政権発足以来、就職で履歴書を出すと『大統領と関係の悪い人間を雇えない』と言われてしまう。かつて私は大学教授でしたが、大学にも戻れない。二カ月ほど前、私は釜山の工事現場で日雇い仕事をしていました。しかし最近になって『崔順実に妨害されたくない』と、解雇されてしまいました」 　財団の理事長を務めていた実妹の朴僅令氏もトラブルに巻き込まれ、詐欺罪で罰金刑を受けたこともある。それも申氏は「崔順実の陰謀だった」と主張する。「崔父娘に霊能力などなく、義姉は騙されていた事実がようやく明らかになりました。結局、崔順実は義姉を欺いて権力と富を得たがったのです。最近、妻は『姉が気の毒でならない』と、毎日、涙を流しています。 しかし最大の被害者は大韓民国の国民です。朴僅恵大統領は職を辞するだけでなく、自らが作ったセヌリ党の解党を宣言すべきです。そこまでの覚悟がなければ国民の理解を得ることはできないでしょう」 （インタビュー　週刊文春ソウル特派員・朴承�a） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（週刊文春　　１１/２４日号）