宗教最新情報(2014/6/15)

■船会社オーナーに逮捕状　　韓国船沈没　ソウル市内に潜伏か 　韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国検察は２２日、運航会社「清海鎮海運」の実質的オーナー　ユ　ヒョンオン氏について、横領、脱税、背任容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配した。パククネ大統領はユ氏に対する厳しい責任追及を求めており、検察は行方をくらましているユ氏の身柄確保に向け、全力を挙げている。 　捜査関係者によると、ユ氏一族には清海鎮海運や系列会社から多額の金が明確な理由なく流れており、韓国メディアはユ氏の横領、背任額は約１３００億ウォン（約１２８億円）、脱税額は約１００億ウォン（約１０億円）に上ると伝えている。　仁川地検は１６日にユ氏の逮捕状を請求。裁判所は逮捕前の本人尋問のため２０日に出頭するよう要請したが、姿を見せなかった。ユ氏は宗教団体を主宰しており、ソウル市内の信者宅に潜伏中との情報もあり、検察は５０００万ウォン（約４９２万円）の懸賞金を用意し、情報提供を求めている。 　セ号は貨物の過積載で利益を上げており、捜査当局は、ユ氏が同社を私物化したため財務状況が悪化し、安全と人的管理への投資が不十分になったことが、事故の一因とみている。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（５/２３　　読売新聞） ■【北京時事】中国山東省招遠市のファーストフード店で、客の女性が男女６人のグループに殴り殺される事件が起きた。 　警察当局は３１日、６人について中国政府が「邪教」と認定する宗教集団「全能神」のメンバーだったと発表。取り締まりを強める姿勢を見せている。事件があったのは２８日夜。被害者の女性は親子らのグループにモップなどでめった打ちされ、病院に運ばれてが死亡した。 　招遠市公安局は、子供を除く５人を故意殺人容疑で刑事勾留。同局によると、容疑者グループは勧誘するため女性に電話番号を教えるよう迫ったが拒絶され、犯行に及んだという。自宅からは書籍など「邪教」資料が押収された。ネット上には目撃者が撮影したとされる凄惨（せいさん）な場面の映像が流れ、事件は新聞でも大きく取り上げられた。 　全能神はキリスト教系の組織で、共産党との「決戦」を主張し、信者数を増やしてきた。中国は党の指導に従わない宗教活動は認めておらず、公安省は「邪教の違法な犯罪活動に厳しい打撃を与える」と強調している。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（５/３１　時事通信）