宗教最新情報(2014/4/15)
■学会タレントって売れますか?
 渦中の情報提供者に直撃  本誌はこれまで幾度か学会タレントの実情についてレポートしてきたし、ネット上では「学会タレント」にまつわる噂が飛び交っている。実際はどうなのか。超事情通を直撃した。
 さっそくですが、学会タレントはテレビ業界で有利という噂は本当ですか?
 「学会員というだけで売れる。そんなことはあり得ない。たしかに学会タレントが好感度調査でずっと1位だったこともあった。力のある学会タレントのプッシュで1回、2回はバーターで番組に押し込めるかもしれない。だが実力がなければ続かないですよ。番組スタッフが『このOOちゃん学会だから、もっとトーク引き出して。おいしいシーン拾ってあげて』なんて指示を出していたという話は聞いたことがない。視聴者に支持されなければ消えるのは非学会タレントも同じ。芸能界に与える影響力では、創価学会よりも事務所の力の方が断然大きいですよ」。

 −よく「学会だから売れた」といわれるのは誤解?
 「創価学会には『実証で示す』ということばがある。仕事で結果を出す。正しい信仰を行えば、必ず結果が出る、と。どの宗教にもありますが、創価学会にも体験発表というのがあって、信者が『信心をした事で病気が治った』とか発表する場があるわけです。これがタレントなら『売れた』ということになる。そういう体験発表をするタレントさんもいるので、一概に否定はできない。逆に学会内で、『あの人は(宗教活動を)頑張っているから』と応援されている人に限って、売れなかったり…。あくまで私の経験上の話ですが、芸能界で学会員という肩書きはむしろ不利であることの方が多い。とくにテレビではね。タレントに、テレビでネタにもできないような宗教の色がついて得すると思いますか? 創価学会のセミナーで講演をしても宗教活動なのでノーギャラですし。実際、本当は学会員なのに、事務所側がそれを公表NGにしているタレントは多い。たとえば某大手のアイドル事務所は完全非公開にいていますし」

 −学会タレントのリストは存在する?
 「学会タレントリスト…。うーん。それはあるとも言えるし、ないとも言える。たしかに創価学会には学会タレントが登録される芸術部がある。そこに登録された芸術部員のリストは存在するかもしれないが、絵描きも音楽家も古典芸能やっている人も区別なく芸術部員という位置づけ。タレントだけのリストがあるとは考えにくい。テレビ業界にしても、さっき言ったように、学会タレントだけを優遇することはないので、リストを作る意味がない。あるとしたら広告代理店が独自に作成している可能性はある。企業のCMキャラクターのキャスティングは慎重だから」

   ―どうやって学会タレントを見分けているのか。
 「学会員内の情報しかないですね。『あいつガッカイらしいよ』とか。逆にネットなどで、名指しされている情報は9割くらい間違っている。それに『潮』『パンプキン』『第三文明』に出ているから学会員というのも大きな間違い。誌面に出ている有名人の7割は非学会員と言っていい。逆に、本当は学会員なのに、事務所の方針でこういう雑誌に出られない人もいるわけですから」

   −学会タレントはどのくらいいる?
 「確かに業界内の宗教タレントという意味では最大派閥でしょう。それにタレントといっても無名のタレントも大勢いますから。ひとくくりにはできない。でも、私の感覚で言わせてもらえれば、人気や知名度で上位500人のタレントを挙げたとする。そのうち学会タレントはせいぜい20人から多くて25人といったところでしょうね」
 
 −テレビ業界で創価学会の話題や勧誘はタブー?
 「タレントにしろスタッフにしろ、学会員同士が話す時はやはり小声になりますよね。『俺、S大出身なんです』ということはあっても創価学会をさす隠語もないので、『ガッカイがさぁ…』とか。あと、楽屋でギャグにされる事はあるかもしれない。関西の芸人さんが『お前あれやな〜池田さんところやろ?忙しくてええなぁ』みたいな感じでね。でもそれがギャグとして受け入れられるということは、逆に、そういうトラブルがないということ。勧誘にしてもみんな常識の範囲内でやっていますよ。局や制作サイドが学会タレントの勧誘活動を禁止しているなんて話はデマです」

 −X氏にとって学会タレントとは?
 「う〜ン、傍らから見ていて、不思議ですよね。創価学会にとってはいい広告塔。でもタレントさんは、ネットで叩かれたりいろんな面でアンチから攻撃を受けているわけでね。それでも『財務』という形で3ケタ(100万円)4ケタ(1000万円)寄付しているタレントさんもいるわけです。もっと恩恵を受けていいと思いますよ」  テレビで活躍すれば、人を介して池田大作氏による激励のことばを受け取ることもあるという。「最近は表舞台に出ませんが池田大作氏はかなりのテレビマニアです。視聴率1%にも満たない番組もチェックしているそうですから」とはX氏。学会タレントにとってテレビは、唯一、池田大作にアピールできる場なのかもしれない。

 こっそり教えてもらった 学会タレント あるある
 芸術部入部に誘いを断ったタレントはいない   芸能活動が認められると創価学会から「芸術部に入りませんか」と誘いが来る。断ったタレントは皆無。というより「断る理由がない」というのが真相らしい。  実は非学会員という都市伝説学会タレントは多い、  ネットや雑誌などで学会タレントと言われているが、実は非学会員というケースは多い。そういうタレントは影で「都市伝説学会タレント」と言われている。
 小さい会合なら学会タレントがチケットを売ることも、  信者が集まる会合でタレントがコンサートやライブのチケットを売ることは珍しくない。ただし、座談会などせいぜい50人規模。大きなイベントでチケットを売ることはない。
 学会タレントにとっておいしいのは公明党関連の営業。
 学会タレントが創価学会のセミナーなどに出席しても基本はノーギャラ。ただし「OO議員を応援する会」といった公明党関連のイベントはギャラが発生する。

                                          (ナックルズ 2014.5月号)