| 宗教最新情報(2007/7/15) |
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■エホバの証人施設に放火で信者の女逮捕 夫除名処分に憤慨 東京都杉並区にある宗教団体「エホバの証人」の施設に放火したとして、警視庁荻窪署は１５日、放火と住居侵入の疑いで杉並区の無職緒方直子容疑者（４６）を逮捕した。 緒方容疑者と会社員の夫（４８）は同団体の信者で、夫は１４日に東京都国立市で開かれた団体の集会で除名されていた。 緒方容疑者は「夫への処分に憤慨してやった」と容疑を認めているという。 調べによると、緒方容疑者は１５日午前８時ごろ、杉並区の同団体施設に玄関のガラスを割って侵入し、礼拝堂のいすにライターで火をつけた疑い。 床や天井など約４５平方メートルを焼いたが、けが人はなかった。 １５日未明には、集会があった国立市の施設でもいすなどを焼く不審火があり、荻窪署は緒方容疑者との関連を調べる。 （日刊スポーツ ６/１６） |
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■エホバ女性信者輸血拒否し死亡 病院と同意書 大阪医科大学付属病院（大阪府高槻市）で５月中旬、帝王切開の手術を受けた宗教団体「エホバの証人」の女性信者が、宗教上の理由から輸血を拒否し、死亡していたことがわかった。 病院側は本人や家族に死亡の危険性を説明した上で、輸血拒否の同意書を交わしていた。 同病院によると、女性は妊娠４２週目で、帝王切開の手術をしたが、子どもを取り出した後、子宮外から大量に出血。 止血したものの輸血は行なわず、女性は数日後に死亡した。 子供の命に別状はなかった。 （読売新聞 ６/２０） |
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■政教一体 私は見た ６月１５日の夜に私は創価学会鹿沼南会館（栃木県西方町）の地区座談会に出席しました。学会の知人から私が専門にしている福祉や青年問題を講演してほしいと頼まれていたのです。 出席者は約３０人。６０代後半から７０台の会員が多く、３分の２が女性でした。場所は鹿沼南会館の２階で、５０畳ぐらいはある部屋でした。 時間は午後７時から１時間半でした。 最初は、「南無妙法蓮華経」と法華経をみんなで読経します。 次にいすを車座にして座り、学会の池田大作名誉会長が書いた機関誌の巻頭言を読みます。 ここには「負けるなと 断じて勝てよと 師の声は」「出陣勝ちたり 凱旋（がいせん）賑（にぎ）やか」などと選挙を連想させる言葉が並んでいます。 ここまでは、まだ宗教団体らしい儀式でした。 ところが、この後、驚くべき光景を私は幾度も目にしたのです。 司会者が「今日は映画会の予定でしたが、急きょ変更して、年金についての紙芝居をします」というのです。 一人がＡ３判ぐらいの大きさにコピーされた１０枚ぐらいの紙芝居を持って、もう一人が原稿を読み上げていきました。内容はこうでした。 年金が消えたとマスコミや一部の政党がいっているけど、消えたというのは間違いで、整理がちゃんとできていないに過ぎない。 それを公明党が責任を持ってやっている。とにかく野党は無責任。 民主党の菅直人代表代行が厚生大臣のときに今の制度がつくられたので、責任は菅氏にある。 年金問題に公明党がいかに真剣に取り組んでいるか宣伝する内容でした。 あきれたことに厚生労働大臣だった公明党の坂口力氏の責任にはまったくふれません。 私は参加したことを後悔しました。「座談会では選挙関係の話をしない」と聞いていたからです。 しかし、さらに後悔を深める行事が最後にあったのです。 女性の幹部が突然「これから参議院選挙の投票練習を始めます」と、投票用紙に見たてた２枚の白い紙を配りだしたのです。 １枚には公明党推薦候補者名を、もう１枚には公明党と書くように指示していました。 この女性幹部は用紙を配りながら「はっきり、分かりやすく、大きな字で書く」と指導していました。 しかも、普通の人なら候補者名を言われたら「どんな字ですか?」と質問しますよね。 ところが、誰も質問せずに静かに書いている。 練習しなれているのか、と思わず疑ってしまう雰囲気でした。 学会は宗教法人なので固定資産税を免除されています。 そんな場所で堂々と公明党という特定政党の選挙活動が行われているのは明らかにおかしい。 私は知人の熱心な勧誘により２０代で創価学会に入りましたが、信仰も活動もしていません。 ただ池田大作名誉会長が書いた『人間革命』の第１巻の冒頭に感銘した記憶があります。 そこには「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない。だが、その戦争は、まだつづいていた。愚かな指導者達に、ひきいられた国民ほど、あわれなものはない」と書いてあります。 この文章で年配の学会員は、創価学会・公明党は平和主義で戦争絶対反対だ、とたたき込まれています。 ところが公明党はイラク戦争に賛成した。 学会員に「なぜ池田氏はイラク戦争に反対しないのか」と聞くと黙り込んでしまいます。 私が創価学会・公明党がおかしいと思う根拠はここにあります。 宗教指導者が信者の信仰を利用して選挙活動をさせるのは、民主主義に反する行為です。 学会員の皆さんにも、ぜひ自らの頭で考えて判断しなおしてほしいと切に願います。 （赤旗 ７/８） |
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■池田氏自ら“選挙指導” 創価学会は１９６９年に自民党の田中角栄幹事長（当時）を動かして、創価学会を批判する評論家・藤原弘達氏の出版を妨害しました。 この事件の発覚で池田大作会長（当時）は７０年に本部総会で「猛省」を表明し、「政教分離」を宣言しました。 しかし「政教分離」とは名目ばかり。 最近では機関紙の聖教新聞で池田氏が「この決戦を断じて勝ち抜け」と参院選の号令をかけるなど、「政教一体」ぶりがますます強まっています。 また、宗教施設として非課税とされている各地の創価学会会館で選挙活動が行われていることについても、国会で厳しく追及されてきました。 ９５年１２月には国会の参考質疑で秋谷栄之助会長（当時）が、「（学会の）会館は非課税で宗教活動を主として使用している。 選挙のために使うというのは誤解」などと答弁していました。 （赤旗 ７/８） |