| カルト最新情報(2006/9/15) |
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■エロ教祖による“セックス儀式”が社会問題化している韓国のカルト教団「摂理」。日本国内でも有名大学のサークルを隠れミノに女優・広末涼子をターゲットにする一方、美人信者をエロ教祖に“献上”するなど被害は広まるばかり。逃亡生活中も欲望のままに性的暴行の限りを尽くしているという教祖の「洗脳レイプ」全手口を暴く！ ○体がポワーンとした感じに… 「ソファに座る教祖の隣に私が座ると、教祖はいきなり口をすぼめて『チュッ、チュッ』というキスのような変な動作をしたかと思うと、私のヒザに手を置き、その手をスカートの中に入れました…。 でもそのとき、私は体がポワーンとした感じになり、イヤらしいことをされているというより、教祖の愛情表現だと、思ってしまったんです」 教祖のチョンミョンソク(61)が女性信者に性的暴行を働いていたとして日本でも社会問題化しているカルト集団「摂理」。 その摂理の元信者・A子さん(32)も教祖から性的被害を受けていた1人だ。 A子さんは早稲田大学出身で背が高くスラリとしたスレンダー美女。チョンの好みとされる“知的で色白の長身女性”という条件と合致している。 A子さんはどのゆうにして摂理に「洗脳」されていったのか。 「大学3年生のとき、電車の中で若い女性2人組に道を聞かれたのが始まりでした。 その日の夜に電話がかかってきて、友達になり、しだいにマンションの一室に呼ばれて聖書の話を聞くようになりました。 そして友人の周囲の友達と接する時間が多くなり、徐々に教団に取り込まれていったんです」(A子さん) 教団はA子さんの個人データを調べ上げていたようで、友人を装った信者たちがA子さんを教団の合唱団に参加させるなどして、ニセの“信頼関係”を醸成していったという。 結果、A子さんは翌年5月に正式入信。その2か月後の95年7月、教祖チョンと会う機会を設けられたのだ。 「大学生の信者を中心に40人くらいで韓国を訪問しました。 早稲田や筑波、東工大の学生もいたように思います。そこで初めてサッカーをしているチョンの姿を見ました。当時は『あれがメシアか！』と、少々感動しましたね。 そのあと、釜山の信者を交えて海辺で教会対抗の相撲大会などをやったんですが、そのときにキムという女性牧師から『先生と面談してみるといいわよ』と声をかけられたんです。 それを私の指導者に相談すると、彼女も『私もそれがいいと思うわ！先生は性を超えた存在だから抱き締めたりすることもあるけど、それは神様がしていることなのよ』と言われたので、面談に行くことを決めたんです」(A子さん) 翌日、A子さんは、ほかに面談をする日本人5人とタクシーで、チョンの泊まっていたホテルのスイートルームへ向かったのである。 ○「広末を“伝道”できないか」 「部屋に入ると、チョンの世話をしている韓国人女性がお風呂から上がって髪を乾かしていました。 ソファに座ったチョンの隣に私が座り、私を挟むようにして丁賢芽(チョンヒョナ)(「摂理」の日本における最高幹部の女性)が座りました。 丁は私の首の後ろあたりにずっと手を置き、そのまま私はチョンに下半身をまさぐられたんです。 チョンは終始無言で、行為は1分くらい続きました。終わると何事もなかったかのゆうに後ろに並んでいたコにチェンジしました」(A子さん) A子さんは、自分以外にも数々の性的被害者を目にしてきたという。 「教団が隠れミノにしている大学のチアガールサークルの女性部員たちとチョンが連れ立って歩いているときのこと。 チョンが後ろの女のコのブラの中にいきなり手を入れて胸を触っていた。 私が別の面談に行ったときにも一緒に行った友達が『キャー』っと声を上げたので、あとで事情を聞くと『先生にいつも体中触られる』って悩んでいた。 チョンにとってセクハラは日常茶飯事でした」一部報道されているように、摂理は少女漫画家・一条ゆかりなど、有名人を入信させて広告塔の役割を担わされていた。 A子さんと同じ早稲田大学に在席していた、あの有名女優に触手を伸ばしたこともあったという。 取材に当たっている社会部記者の話。 「摂理の元幹部女性は『ミスコンなどをチェックして目立つコを探していた。 早稲田に広末涼子が合格した8年前には、幹部の間で“広末を伝道(勧誘)できないか”という話が出た』と言っている。 ただし計画は実行に移されなかったようですが…」 被害は日本国内だけにとどまらない。 摂理のおひざもとでもある韓国国内でも、約450名の信者が性的被害にあっていると言われているのだ。 韓国の貧しい農村生まれのチョンは、10代のころにキリスト教に目覚め75年に統一教会に入信。 しかし、78年から「メシアの生まれ変わり」を自称するようになり、80年代半ばには「摂理」の前身である「国際クリスチャン連合」を設立。 全世界で公称15万人もの信者を集めるまでに成長している。ところが…。 「99年1月に韓国のテレビ番組『そこが知りたい』でチョンの性的被害を元女性信者が告発したことで問題が発覚。 その後、同様の被害を訴えた元信者があとを絶たず、99年12月にはチョンは婦女暴行容疑で訴追を受け、海外脱出。日本や台湾、香港などの拠点を転々としている。 しかし、その際も女性信者を潜伏先に連行し、“性的奉仕”を強要しているんです」(在韓ジャーナリスト) 元信者である韓国人女性Bさんも今年4月にチョンの毒牙にかかった1人。 場所は潜伏先の中国遼寧省鞍山市郊外のチョンの別荘だった。 B子さんは語る。「別荘には50人以上の女性たちがいて、皆で礼拝をしました。礼拝が終わると、私たち計7人の女性がチョンミョンソクから別室に呼ばれました。そこで祈祷していると音楽が流れ、気がつくと3人の女性が服を脱いでチョンの前で踊っているんです。私は恥ずかしかったですがチョンと女性幹部に促され、拒めずに服を脱ぎました」 ○粗相した女性信者への「罰」 B子さんが続ける。「踊りが終わると、チョンを中心に全員がイスに座らされました。チョンは女性の陰部を触って『もう濡れているね』などと言いました。 中には『チョンミョンソク様、私も触ってください』なんて言いだす女性もいました」そしてチョンの“触診”が終わると3人の女性が選抜され、室内プールのある別荘に通され4Pプレイまでしたという。 別の韓国人被害者のC子さんが当時の様子を訴える。 「チョンミョンソクは皿に盛ってあるリンゴを女性の陰部に入れたあと、食べたりするのです。私はただ怖くてうつむいているとチョンミョンソクは『あなたはスポーツ選手で膣が狭いから少し広げなければ。よく見ていなさい』と言って女性とセックスを始めました。 私たちにいろいろ教えながら、よく見えるようにするんです。そのあともチョンミョンソクは自分の性器を舐めさせたり、女性の性器を舐めたり、そんなことが長く続きました」またB子さんやC子さんに限らず、チョンの性的被害者には処女や男性経験の少ない女性も多いという。 「チョンは03年7月に香港移民局に不法滞在で逮捕されたことを逆恨み。翌8月には、反摂理団体3人が摂理の信者に襲撃されたほか、03年10月には別のメンバーも自宅で待ち伏せされ、暴行事件も発生。全治3週間のケガを負った」いずれにせよ、現在め大学のサークルなどを隠れミノに活動を続ける「摂理」。 都内で信者が共同生活を送るマンションを訪れると、対応した男性信者はこう答えるのみ。 「すみませんが、お話はできません。何か発表があればこちらからアクションを起こしますから」教祖のワイセツ犯罪も意に介さずといった様子なのだ。 エロ教祖が支配する犯罪教団は、今こそ徹底的に断罪されるべきである。 (アサヒ芸能 2006.08.17) |
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■大阪府警少年課などは、大阪府門真市内のマンションで同居する16歳から19歳の女性4人に「除霊する」と言って「入れ墨」を入れたり、たばこの火を押しつけるなどした島根県出身の無職少年(19)を13日までに、傷害容疑で逮捕した。少年から殴るけるなどの暴行を受けていたという女性らは「脅されて逃げられなかった」と話しており、府警は監禁容疑での立件も視野に入れて調べを進めている。 《またもや大阪》 またも大阪のマンション内で、複数の女性が被害に遭う陰惨なな事件が起きていた。 調べによると、逮捕された少年は、インターネットの出会い系サイトで大阪府門真市の女子短大生(19)と知り合い、今年の3月から短大生のマンションで同居を始めた。 その後、短大生の友人の女子大生(19)や、新たに出会い系サイトで知り合った無職女性(16)ら3人もこのマンションの部屋に引き入れ、女性4人と同居していたという。 《16歳から19歳》 女子大生らは、少年から足に十字架の入れ墨を入れられたり、たばこの火を押しつけられたりしたほか、殴ったり、けったりするなどの暴行を日常的に繰り返されていた。 また、女性らは「悪霊がついている」などと脅され、逃げられなかったと話している。 (スポーチ報知 2006.8.14) |
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■王国宣教1994年1月7ページの『質問箱』において、家の方の住所や名前や日付を記入したメモを区域のカード・ケースに入れることになっています。 最高1年は訪問せず、その後は熟練した奉仕者が訪問し、それを長老団に報告し、長老団は今後訪問するかしないか決定します。 一番良いのは、《エホバの証人の訪問拒否の家・王国宣教1994月1月7ページ・質問箱参照》という表示をインターフォンの所に表示することです。 |
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■トムさんとの契約打ち切り 【ロサンゼルス=古田由紀子』米人気俳優トム・クルーズさん(44)の最近の“奇行”が目に余るとして、米映画会社大手のパラマウント・ピクチャーズが14年間に及んだクルーズさん側との契約を打ち切ることが22日、明らかになった。 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。 同紙によるとパラマウント側は、クルーズさんが新興宗教「サイエントロジー」に傾倒し、その教えにもとづき精神医学を激しく攻撃していることや、テレビ番組で女優ケイティ・ホームズさん(27)との婚約について問われ度を越したはしゃぎ方をするなど、とっぴな言動を問題視。 映画の観客動員に影響し、好感度調査でも人気が急落しているとして、クルーズさんの製作会社との契約打ち切りを決めた。 パラマウントの親会社会長は同紙の取材に、「最近の彼の行動は容認しがたい」と語った。 クルーズさんの事務所は「別の会社から資金提供を受ける」と説明している。 クルーズさんは、パラマウントでは出世作の「トップガン」や「ミッション・インポッシブル」シリーズなど多くのヒット作があり、最近はプロデューサーも務めていた。 (読売新聞 8月23日) |
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■パラマウント契約打ち切る 米メディア大手バイアコムのサムナー・レッドストーン会長は、傘下の映画会社パラマウント・ピクチャーズと俳優トム・クルーズ(44)との14年間続いた契約を打ち切ると明かした。 最近目立っていたクルーズの奇行が原因という。 米紙ウォールストリート・ジャナール(電子版)が報じた。 クルーズは新興宗教に傾倒。 テレビで突然、抗うつ剤の害を話し始めたり、ソファで飛びはねたりした。 同会長は打ち切り理由を、奇行は目に余り、受け入れがたいとした。 クルーズ側はファンド2から資金を得て活動するとしている。 (日刊スポーツ 8月24日号) |
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■JEAが小泉首相に要望書 日本福音同盟(JEA、峯野龍弘理事長)は、小泉首相が公約として掲げていた8月15日の靖国参拝の実現を危惧し、7月31日付けで、小泉首相に「『靖国神社参拝』に反対し、中止を強く要請」する文書を送った。 要請書の中で、JEAがこれ憲法20条に基づき首相の「靖国神社参拝」に繰り返し反対を表明してきたことをのべた上で、首相の「靖国神社参拝」が首相の「不戦の近い(注、誓いかもしれません)、平和の祈念」という思いと腹裏にアジア諸国との間に摩擦を生みだしていること、その行為が思想・良心・信教の自由を根本から脅かすこと、を指摘。 思想・良心・信教の自由に基づいた平和実現への意欲を主体的に国内外に明示するためにも「靖国神社参拝」は行うべきではないとし、「靖国神社参拝」に反対し、中止することを強く要請するとした。 (クリスチャン新聞 8月20日号)まで |
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■過去に麻原被告も、カリスマアピールか 参加70人から800万円 オウム真理教(アーレフに改称)の上祐史浩代表(43)が今月12〜15日、「聖地」として選んだ長野、奈良両県など9カ所の山や寺院を訪ねる「巡回ツアー」を含む夏季集中セミナーを実施し、信者約70人が参加、800万円以上の資金を得ていたことが22日、公安当局の調べで分かった。 調べでは、上祐代表は「教団の形を変えなければ、多くの人にアプローチするのは不可能」と説法した。 巡礼ツアーは麻原彰晃(51=本名・松本智津夫)も過去に実施しており、公安当局は、上祐代表がカリスマ性をアピールする狙いがあったとみている。 当局は説法内容の分析を進める。 一方、反上祐派も同時期に、埼玉県や京都府など9カ所の会場で在家信者約200人が参加した夏季集中セミナーを開催。 2100万円以上を得たとみられる。 両グループが、セミナーを分離開催したのは3回目。昨年夏に比べると参加者数、収入とも若干減少した。 (日刊スポーツ 8月23日号) |
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■70人で3日間 松本被告流 組織固め？ オウム真理教の上祐史浩代表(43)が今月中旬、信者70人を引きつれ、「聖地」として選んだ国内の寺社や山岳などを訪ねる3日間の巡礼ツアーを開催していたことが22日わかった。 同じような巡礼ツアーは教団が武装化を始める以前の1991年と92年に、教祖だった松本智津夫被告(51)が実施している。 教団は、現実路線を主張する上祐派と、原点回帰を唱える反上祐派が分裂状態にあり、公安当局は「上祐代表は、松本被告の手法に倣ってカリスマ性を高めることで、支持拡大を狙っている」と分析している。 公安当局によると、巡礼ツアーは今月13〜15日、毎年恒例の「夏季集中セミナー」として実施された。 「反上祐派」も同時期、埼玉県内の教団施設などに約200人の信者を集めたセミナーを開いており、両派は今年のゴールデンウイークなどに続いて3回目の分裂開催となった。 巡礼ツアーでは、長野、岐阜、奈良の各県と京都府などの山岳や寺院など9か所を、上祐代表が「聖地」として選び出し、信者らがマイクロバスなどに分乗して巡った。 訪問先では、信者らが、めい想や呪文(マントラ)を唱える修業を行い、上祐代表が「真理の炎を燃やし続けるために、教団の形態を変えなければならない」などと説法したという。 教団では、サリン製造などに走る以前の91年と92年に、松本被告が信者約400人を引き連れ、同被告が「聖地」と選んだインド各地を訪れる巡礼ツアーを行っており、上祐代表も92年のツアーに同行していたことが確認されている。 上祐派と反上祐派が分裂状態にある教団信者約1650人のうち、上祐派の勢力は現在、200人程度にとどまっている。 上祐派内部でも、派内の結束に不安感が広がっているとされ、公安当局は、「上祐代表は、カリスマ性を強調して派内の組織固めを進めながら、新たな教団を設立する機会を探るのではないか」とみている。 (読売新聞 8月23日夕刊) |
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■高裁判決 「一連の犯罪の中核」 サリン生成の中心的役割を果たし、地下鉄・松本両サリン事件など6事件に関与したとして殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教元幹部・土谷正実被告(41)の控訴審判決が18日、東京高等裁判所であった。 白木勇裁判長は、「教団随一の化学知識を駆使してサリンなどを合成しており、被告は一連の犯罪の中核を担っていたといえる」と述べ、1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。 土谷被告は控訴審には一度も出廷せず、この日も姿を見せなかった。 弁護側は、「サリンが犯行に使われるとの認識はなかった」などと無罪を主張したが、判決は、「地下鉄で散布されることまで認識していなかったとしても、教団外部の者に使用することは認識していた」と退けた。 また、弁護側は、「化学の知識を教団に利用されただけ」とも主張したが、判決は、「被告の関与なくして無差別大量殺人は起こし得ず、単なる工場長だったなどと矮小(わいしょう)化することはできない」と、断じた。 判決によると、土谷被告は、94年6月の松本サリン事件で使用されたサリンを生成。95年3月の地下鉄サリン事件のサリンは、教団元幹部らを指導して生成させた。また、猛毒のVXガスによる三つの事件や薬物密造にも関与した。 教団による一連の事件で死刑が言い渡されたのは計13人で、うち元幹部・岡崎(岡崎に改姓)一明死刑因(45)は刑が確定している。 松本智津夫被告(51)は、東京高裁の控訴棄却決定を不服として最高裁に特別抗告しているほか、最高裁に上告中が8人、控訴審公判中が2人となっている。 控訴審一度も姿みせず わずか4回で結審 自らを「尊師の直弟子」と称し、松本被告への帰依を貫く化学者は、控訴審の法廷に一度も姿を現さず、被告人質問にさえ応じなかった。 「控訴審では、公判に出頭する気もないとして裁判に向き合う姿勢を見せなかった。自ら控訴しておきながら、審理を拒否する被告に、更生の気持ちをくみ取ることはできない」 この日の判決で、白木裁判長は、被告不在の法廷で土谷被告の態度を厳しく批判した。 1審では、検察官や弁護人まで罵倒(ばとう)する横柄な態度をとった。2003年9月の1審の最終意見陳述では、「松本サリンやVX事件の真犯人を探してくれたら、私がお金を払います」と、最後まで遺族感情を逆なでするような“皮肉”を言い放った。 1審で、私選弁護士を2度も解任し、控訴審の公判前にも、私選弁護士の解任騒動を起こした。その後、裁判所が付けた国選弁護人2人とは接見を拒否。控訴審では、自ら書いた「控訴趣意書」と題する書面が提出されたが、そこには「1審判決は化学的知識が間違っている」という趣旨の批判がつづられていたという。 弁護側は公判で、土谷被告とライバル関係にあった教団元幹部遠藤誠一被告(46)(1審・死刑、控訴審中)を証人申請したが、遠藤被告は証言を拒否。そして、土谷被告自身も被告人質問に応じなかったため、実質審理はほとんどできないまま、控訴審はわずか5か月余り、4回で結審した。 土谷被告は、筑波大大学院化学研究所に在籍していた1989年に入信。化学の専門知識を買われ、無差別殺人に使用される化学兵器の開発・生成に取り組み、教団による無差別テロを可能にする土台を築いた。毒ガス兵器以外にも、ニトログリセリンなどの薬物も製造していた。 (読売新聞 8月18日夕刊) |
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■記事に抗議し新聞社を占拠 【CJC=東京】韓国の文鮮明派「世界平和統一家庭連合」(統一協会)」の信者ら約700人が、月刊誌「新東亜」9月号に掲載された「大解剖統一教会王国」という記事に抗議。 8月22日朝、ソウル市西大門忠正路にある同社発行元の東亜日報社屋に侵入。 8時間半にわたって占拠した。 記事が信者らの意見を完全に排除したまま悪意的に書かれ、統一協会を悪意的に報道したとし、関連記事を掲載した新聞社の社屋を8時間30分にわたって占拠するという事態が発生した。 侵入者側は、担当記者と編集長の解雇、5大日刊誌への謝罪文掲載、「新東亜」9月号の回収を要求した。警察は約千500人を配置。 強制解散と責任者連行などの措置を検討したが、信者らをさらに刺激し問題が大きくなる可能性があるという新東亜側の意見により、責任者連行を見送っている。 侵入者たちは立てこもりを取材していた東亜日報やCBS放送の記者をけ飛ばしたり、服を破ったりした。「輪転機に泥をまく」という発言もある。問題の記事を書いた『新東亜』記者の携帯電話には「殺す」という文字メッセージが200通も入ってきた。 統一協会のソン・ジョンイク企画部次長は「新東亜側が適切な対応を取るまで、統一協会の信者らは今後も新東亜の社屋で集会を開く方針」と語っている。 (クリスチャン新聞 9月10日号) |
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■訴訟能力裏付けか 控訴棄却「決定の意味理解」 1審で死刑判決を受けたオウム真理教の松本智津夫被告(51)が今年3月、東京高裁の控訴棄却決定を伝えられた時の状況が明らかになった。 松本被告は姿勢を正して決定を聞き、数日後に「おれは無実だ」などと発言していた。弁護側は、松本被告には裁判で自分が置かれた状況を理解する「訴訟能力」がないと主張し、最高裁に特別抗告している。最高裁の審理は大詰めを迎えているが、今回判明した松本被告の言動は、被告が決定の意味を理解していることを示すとともに、訴訟能力を認めた高裁決定を裏付けるものといえそうだ。 特別抗告棄却なら死刑確定 複数の関係者によると、今年3月27日、東京高裁が控訴を棄却した判決文が、松本被告が収監されている東京拘置所に届けられた。 刑務官から、高裁の決定文が送達されて来たことを告げられた時、松本被告は独房に寝転がっていたが、起き上がって座り直し、背筋を伸ばしたという。 刑務官が、「控訴を棄却する」という主文を読み上げると、松本被告はブツブツと独り言をつぶやいた。 そして数日後、松本被告は、「おれは無実だ。おれははめられた」などの言葉を口にしたという。松本被告が示した反応について、複数の関係者は、「決定文の意味を理解していることを裏付けるもの」と指摘する。 刑事訴訟法は、被告に訴訟能力がないと認められた場合、公判を停止しなければならないと定めている。 松本被告の2審弁護団は、「訴訟能力のない被告と、意思疎通できない」と主張。公判の停止を求め、定められた提出期限内に控訴趣意書を提出しなかった。 これに対し、東京高裁は精神鑑定を実施して松本被告に訴訟能力があることを確認した上で、今年3月、趣意書の不提出を理由に控訴棄却を決定した。 弁護団は、異議を申し立てたが、同高裁が今年5月に異議を退けたことから、最高裁に特別抗告した。 最高裁が2度にわたる高裁の判断を覆す可能性は低く、死刑判決が確定する公算が大きい。 松本被告は1審公判の途中から沈黙を続けているが、死刑判決を受けた2004年2月27日、拘置所に戻ってから「なぜなんだ、ちくしょう」と大声で叫んだとされる。 控訴棄却決定では、こうした言動が、松本被告の訴訟能力を認める判断の有力な材料になった。 (読売新聞 9月10日朝刊) |