|
■オウム最高幹部に有罪 無認可で医薬品販売
無認可で医薬品を販売したとして、薬事法違反の罪に問われたオウム真理教最高幹部・野田成人被告（３９）の判決が２６日、東京地裁であった。成川洋司裁判長は「被告の積極的な姿勢が、信者らを鼓舞し、被害の拡大を招いた」と述べ、懲役１年６月、執行猶予５年（求刑・懲役２年）を言い渡した。
判決は「違法性を指摘する信者がいたのに、販売を黙認した」と指摘。「教団信者には法の順守が強く求められているのに、過去の重大事件の反省を生かせず、再び組織的犯行に及んでおり、厳しい非難を受けるのは当然だ」と批判した。
判決によると、野田被告は他社の信者らと共謀し、２００３～０４年、アトピー性皮膚炎に効くとしてクリームなど２９０２個を計約２３２５万円で９０９人に販売。売り上げはクリームを仕入れていた自営業の男（３８）（有罪確定）と信者が折半し、信者は大半を教団に寄付していた。
（読売新聞 １２/２６）
■新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。２００６年も、サポーターの皆さんお一人お一人にとって、豊かに祝福された年となりますように、心からお祈りしています。
通常、年賀状を送らせて頂いていますが、今年は、お手紙を差し上げて、感謝を申し上げたいと思います。 昨年の一年間、私たちの小さな働きを覚えて祈ってくださり、また支援してくださったことを、本当に感謝いたします。去年を振り返って、すぐに思い浮かぶ言葉は、“confrontation”と言う言葉です。「対決」、あるいは「対抗」という意味ですが、実に戦いの多い一年間でした。まず、「聖神中央教会」の事件が発覚した後（５月の初め）、JEA（日本福音同盟）の社会委員として、私はキリスト教会におけるカルト化問題についての声明文を作成し、理事会に提出しました。聖書信仰に立つ福音主義的プロテスタント諸教派の連合としてのJEAは、今回の事件の基本的要因を明らかにし、間違った権威主義に対する悔い改めを促すべきではないか、と社会委員会の他のメンバーたちと共に考えた訳ですが、理事会によって却下されてしまいました。
次に、９月の末に、浜松市にあるHCC（ハレルヤ・コミュニティー・チャーチ）での、榊山牧師による暴力の問題に関する情報をウェブ・サイトに掲載したところ、「名誉毀損だ。謝罪しないなら告訴する」との脅かしの手紙を受け取りました。さらに、１２月にはいってからは、広島地方の牧師から構成されている「広島伝道協力会・カルト問題研究会」から、私の著書『教会がカルト化するとき』と『健全な信仰とカルト化した信仰』に関する苦情の手紙が、いのちのことば社に届きました。そこには、「主観論」、「経験論」、「専門分野の枠を超えている」、「日本のキリスト教会を混乱させている」などという言葉がありましたが、具体性のない内容で、結局のところ、私への個人攻撃であったと思われます。
こうした戦いの中で、疲れを覚えたり、失望しそうになったりしましたが、サポーターの皆さんの励ましの言葉によって、また聖書のみことばによって自分の証明を再確認できました。本当に感謝です。きっと、今年も、いろいろなことがあるでしょうが、どうか引き続き、共に戦ってくださいますように、心からお願い申し上げます。
主にあって。 ウイリアム・ウッド
■カルト教祖と聖書的な指導者
カルトの被害者の話を聞いたり、カウンセリングをしたりする中で、時々、思わず笑ってしまうことがあります。先日、カリフォルニア州にある日本人教会に関する話を聞きました。完全にカルト化してしまったグループですが、リーダーは自分の優越性を強調するために、度々、神から受けたとされる「幻」を発表します。そのうちの一つの「幻」では、リーダーが海上を航行する超大型の航空母艦の管制室に立っている。肩に金の七つ星がついた純白の軍服を身にまとっている。クリスチャンのとりなしの祈りが始まると、航空母艦は空に浮かび上がり、一瞬のうちに東京上空の高い所に停止する。そのうちに航空母艦の甲板にいた爆撃機「スピリットB－２」が飛び立ち、悪魔の脳天に爆弾を落としすべてが命中する。今はまさに激しい霊的戦いが繰り広げられている。戦争時に、航空母艦の乗務員が自分勝手な行動をせず、司令官の指示に従うように、あなたがたも私の言うことを素直に聞きなさい、ということです。
カルト問題を検証する時に、必ず、二つのキーワードが浮上してきます。それは、「権威」と「コントロール」です。カルトの指導者は、いかに人を自分に服従させ、依存させることができるかということを最優先課題とします、彼らは言ってみれば、自分の王国を築こうとしている人間です。そこで、「あなたは私の言うことを聞かなければならない」と、どのように人を説得できるかということを一生懸命に考える訳ですが、そのために、前述の指導者のように、特別の「霊的体験」を強調するというパターンがよくあります。強引な聖書解釈をして、「私こそ、聖書が予言している神の器である」と主張する場合もあります。いずれにしても、マインド・コントロールで見られるような依存関係の成立には、「私は特別だ」と主張する人と、その主張を認める人間が必要です。言い換えると、人をコントロールしようという野望を抱く人間と、自分より優れた人間にコントロールされる必要を感じる人間がいて初めて、マインド・コントロール的な関係になるのです。
新約聖書の福音書に、度々、キリストと衝突するパリサイ派の人々が登場してきます。彼らはユダヤ教の一派で、旧約聖書の律法を厳守していた人々ですが、大きな権威をもって、ユダヤ人を支配する人々でもありました。 「その時、イエスは群衆と弟子たちに話をして、こう言われた。『律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。けれども、彼らの行いをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。また、彼らは重い荷をくくって、人の肩に載せ、自分はそれに指一本さわろうとはしません。彼らのしていることはみな、人に見せるためです。経札の幅を広くしたり、衣のふさを長くしたりするのもそうです』」マタイによる福音書２３章１～５節）。
「モーセの座」というのは、実際にユダヤ人の会堂の前に置かれた椅子のことですが、絶大な権威を象徴するものでもありました。つまり、モーセの座についていた者は、会堂に属するユダヤ人に対して、無条件の従順を要求することが出来たのです。その言うことは、神の言うことと受け止められたのです。こうして、パリサイ人は、自分たちの独裁体制を強固にするために、モーセの名前を用いました。彼らは「モーセの座」にデンと座っていました、自分の座ではありません。モーセの座なのです。ここにコツがあるのです。人をコントロールしようとする人間は、必ず、過去の偉大な宗教家の名前の権威を借りるか、神の名前で語って神の権威を主張します。自分の名前で語っても、何の説得力もないので、必ず、他所から権威を借りてくるのです。
先日、『幸福の科学』という団体に属している女性とカウンセリングをしました。彼女はそのグループから離れたいと考えていましたが、大川隆法に背をむけたら罰が当たるということをとても恐れていました。大川隆法は、霊界で釈迦、孔子、マホメット、またイエス・キリストと面談している人物だとされています。彼は少し、欲張り過ぎているという気がしますが、歴代の宗教家とのつながりがあるから、真理を語る神の代弁者である、ということになります。したがって、彼に背をむける者は、神に背をむけていると言われるのです。
残念ながら、このパターンはあるキリスト教会においても見られます。「私は油注がれた神の器だから、何も考えずに私の言うことを聞くように」と、講壇から語る牧師がいます。これは、パリサイ人と同じような権威の誤用であり、悪用です。真の霊的指導者は、権威を主張することによって神の器として認められるのではありません。神のみことばを忠実の語り、また実践する時に、周囲の人間がその権威を認めるようになるのです。権威を主張して、自分に服従させたり、依存させたりするのではありません。神のメッセージを伝えて、「これは確かに真理である」と人々を説得して、神に従うように導くのです。
こうして、カルトの特徴は、人々が指導者に依存するようになることです。健全な宗教の特徴は、人々が神との個人的な関係を築き上げられるようになることです。真の霊的指導者は、「私は神の代弁者だ。神のメッセンジャーだ。私の言うことを聞かなければ、神に滅ぼされる」と人を脅かすようなことは決してしません。そんなことを言う必要もありません。なぜなら、もしそのメッセージが聖書に基づいているなら、人々が自らその真理を認めて、その権威に従うからです。大事なのは、指導者の主張ではなく、みことばなのです。みことばに書かれている真理を忠実に説いているかどうかです。
使徒パウロから、エペソの教会の責任を委ねられた若いテモテは、牧会上、様々な悩みを持っていたようです。そのうちの一つは、軽く見られてしまうことがあった、ということです。これは、テモテの牧師としての権威を認めない人々がいたことを意味します。悩むテモテに対して、パウロは、「牧師の権威をもっと強く主張しなさい」ということを勧めたのではありません。次のような助言を与えたのです。
「年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい。私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい」（Ⅰテモテ４：１２～１３） 更に、テモテへの第二の手紙の中でも、同じように勧めています。 「あなたは熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい」（２：１５）。
信者の模範となり、聖書を忠実に語ること、これこそ神の僕として認められる秘訣です。
（truth 第１０６号）
■カルト関連ニュース
☆１１月２１～２２日に開かれた真理のみことば伝道協会の役員会の中で、「カルト監視機構」の設立の可能性について話し合われました。目的は、カルトと疑問視されている団体を調査し、適正な判定を下し、発表することにあります。カルト問題に精通している５人の人間によって構成されることになると思われますが、その中に、キリスト教の牧師だけではなく、他宗教のカルトの専門家を受け入れることも検討しています。
ある宗教団体に関する調査の依頼を受けた場合、まず、構成メンバーのうちの２人が、問題のグループについての情報収集に務め、指導者に面談を申し込み、元信者・現役信者にインタビューを行い、アンケートを実施します（団体のカルト度を図るためのもの）。次に、全員のメンバーによる調査委員会を開催し、判定を下します（「カルト度」を定める）。その後、同グループに勧告をしたり、調査結果を発表したりすることになると思われます。本来なら、日本の政府が作らなければならない機関ですが、これによってカルト問題に対する認識を高めると同時に、日本の社会に貢献することも出来るし、大きな証しにつながると考えています。
☆さる１０月２２日に、『第１１回エホバの証人被害者全国集会』が札幌市で開催されました。エホバの証人の問題を明らかにすることと、被害者は１人ではないことを知っていただくために開かれている同集会は、今回の主講師として、マインド・コントロール研究所所長パスカル・ズィヴィー氏を迎えました。ズィヴィー氏は、『救出カウンセリングと不適切な介入』をテーマに、健全なカウンセリングと悪質なディプログラミング（逆洗脳）との区別を明らかにしました。
「ディプログラミングの場合、家族はカルトに入っている本人をだまして、無理やりにカウンセラーに合わせる。脱会させるためであれば、乱暴な方法も辞さない。そこで、本人は大きなトラウマ（傷）を受けてしまうため、社会復帰が難しい」とズィヴィー氏は指摘します。 それに対して、正しい救出カウンセリングは、本人への説得が始まる以前から、家族の入念な準備を促すものです。カルトとは何か、マインド・コントロールとは何か、本人は何を信じているのか、どんな動機で入信したか、今どんな心理状態であるかなどの情報を集めて、家族が十分な勉強をするように指導します。
更に、家族の中に、直すべき問題がないかどうかを反省させます。最後に、ズィヴィー氏は、救出後のリハビリの必要性を説明すると共に、カウンセラーは決してキリスト教への回心を強要すべきではないことを強調しました。ズィヴィー氏に続いて、２人の元エホバの証人二世の体験談がありました。「小さい時から無理やりに集会に連れて行かれたが、その集会が大嫌いで、つまらなかった。しかし、反抗すると懲らしめられる（泣き止むまで叩かれる）。それはただ身体的な虐待だけでなく、精神的な虐待であった。結局、親の前では模範的なエホバの証人を演技していたが、学校ではエホバの証人であることを隠して、二重生活を送っていた。」二世の苦闘が浮き彫りにされました。また、脱会後に二世が抱える独特の悩みも明かされました。
一世の場合は、組織を離れても、入信する前の元の自分に戻ることが出来ますが、二世は「元の自分」がいないために、アイデンティティーの問題で苦しみます。自分がどんな人間なのか、どんな才能を持っているか、どんな考えを持って生活すれば良いかなどの回答を見つけるのに、相当な時間が必要です。また、一斉は家族の支えを得ることが出来ますが、二世は「背教者」、「裏切り者」、「サタン」とみなされて、家族から断絶されます。元エホバの証人、被害者家族、牧師や一般のクリスチャンなど、４０人ほどの参加者は、エホバの証人問題の深刻さ、及び、複雑さについて改めて認識させられたのでした。
☆『第２３回いたんだ葦の会』は１月９日（月）午前１０時半より、カルト研究リハビリ・センターに於いて開かれます。テーマは、『カルト脱会後の人間関係におけるバウンダリーズ』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、ご連絡下さい。参加費は無料です。
☆２月１７日～１８日に、沖縄県名護市にあるサンコーストホテルにおいて、『第１５回カルト救出全国セミナー』が開催されます。テーマは、「癒しイン沖縄」です。本来のセミナーと違って、講演中心よりも、様々なカルト化した団体から脱会された方々が小グループに分かれて話し合いをしたり、交わったり、祈り合ったりする一時を計画しています。
（truth 第１０６号）
■反対派も同時期開催、オウム内部対立激化
オウム真理教（アーレフに改称）の上祐史浩代表（４３）が、約２年半ぶりに開いた年末年始集中セミナーで、約９０人の在家信者から約１０００万円の収入を得たとみられることが１２日、公安当局の調べで分かった。現在、教団は上祐派と、原点回帰を強める反上祐派に分裂。長らく表舞台から去っていた上祐氏の“集金力”が健在であることが判明したことで、今後上祐氏は勢力を拡大し、２派の争いが激化する可能性も出てきた。
公安当局によると、上祐氏は昨年１２月２９日から今月３日にかけ、大阪市西成区と千葉県船橋市の施設でセミナーを開催。上祐氏は大阪で説法したが、その様子が船橋市で中継される大規模なものだった。セミナーには上祐氏を信奉する在家信者９０人が参加。参加費や布施などの名目で約１０００万円が上祐氏側の収入になったとみられる。単純計算で１人当たり平均１０万円以上、上祐氏に“お布施”をしたことになる。
上祐氏は０３年１０月、かつての教祖麻原彰晃被告（本名・松本智津夫＝５０）を信奉する“反上祐派”の古参幹部らと意見対立して事実上失脚し、長期休養に入っていた。その間、反上祐派が教団の主導権を握っていたとみられるが、上祐氏が今回、約２年半ぶりに表舞台に復帰し多くの参加者と巨額の金を集めたことで、影響力健在を証明した形だ。
ただ、村岡達子会長（５５）ら反上祐派も一大勢力を誇っている。上祐派と同時期に、埼玉県八潮市と京都市の施設などで年末年始セミナーを開催。３倍近い約２６０人を集め、約３０００万円の収入を得たとみられる。教団信者は現在、在家が約６５０人。公安関係者は「中立派も相当数入りと考えられ、実際の勢力を推し量るのは難しい。信者取り込みを活発化させており、トラブルに発展しないか注目する必要がある」と話している。
関係者によると、上祐氏は表向き「脱麻原」を進め、社会との融和路線を狙っているという。一方、反上祐派は、麻原被告の教えへの回帰を強めているとされ、対立している。ただ、公安当局によると、両派セミナーでは共に麻原被告の説法を引用していたという。団体規制法に基づく教団の観察処分は、今月末で期限切れを迎える。公安調査庁は公安審査委員会に対し、観察処分再更新を請求中。公安審は今月１０日、法務省で上祐氏らから意見聴取し、上祐氏は「更新する必要はない」と主張した。
今回のセミナー独自開催は、上祐氏が教団内部での影響力拡大に本格的に乗り出したともいえ、今後教団の分裂を含めた深刻な事態に発展する可能性もある。
（日刊スポーツ １/１３）
■「ロッテは優勝しない」とズバリ予言していた細木数子
「相変わらず細木の人気は続いてます。９月２７日に放送されたTBSの『ズバリ言うわよ！SP』なんかは４時間のスペシャル番組にもかかわらず、視聴率が２０パーセントを超えましたから」（芸能記者） いまやすっかり視聴率の女王の座を定位置にした感のある細木数子。著書のほうも絶好調で、『六星占術シリーズ』は平成１６年版が４１０万部、平成１７年版は７００万部を突破した。しかし、視聴率や部数は好調でも、占いの的中率は低迷期のようだ。
今年１月１日付のスポーツニッポン紙面。細木による「スポニチ独占 ２００５年占い」が掲載された。その中で、プロ野球について六星占術で占っている。＜ことしのパ・リーグはどうでしょうか。関西で唯一のパ・リーグ球団となったオリックスは、厳しい戦いを強いられそうです。≪種子≫の宮内オーナーはともかく、仰木が≪大殺界≫の≪停止≫。Aクラスに入るのも難しいと見ます。同じように、苦しい戦いを余儀なくされそうなのがロッテです。重光オーナー、バレンタイン監督とも≪中殺界≫の≪乱気≫では、明るい展望はありません。（中略）結論はソフトバンクが一番手。その後を日本ハムと楽天、西武の三球団がしのぎを削りながら追いかける展開となりそうです＞ ボビーマジックで＜中殺界＞を吹き飛ばしたということか。
細木の予言で、改名させられたモンキッキー（おさる）や、相方だったハッピハッピー。（コアラ）は、どうなっているかというと、「モンキッキーは以前のほうが露出していた気がします。ハッピハッピー。は今、女房の三原じゅんこの個人事務所の社長で、タレントとしての仕事がほとんどない状態。またある関西の番組で、細木はグラビア系のタレントに、『あんた、今すぐ彼氏と別れなさい』と言ったことがあったんですが、その彼女、彼氏なんかいなかった（笑）」（芸能ジャーナリスト）
そんな細木をテレビ局スタッフは崇めまくっている。「彼女が出ると、どの番組でも看板になるほど視聴率が取れるからね。それに、京都の自宅を訪ねた人に聞くと、この時期だとお土産に国産のマツタケまでくれるらしいんです」（製作会社関係者） 「視聴率の陰に、気配りあり」ってことですね、細木センセイ。しかし、細木氏の「ズバリ」予言にクビをかしげる専門家もいる。
占い評論家で椙山女学園大学の加藤主税教授が指摘する。「占うという動詞は、何のデータもなく未来のことをあてずっぽうに言うことなんです。占いはその名詞ですから、そもそもそんなに当たるものではありません。細木さんの場合、それを独断的に断定していますよね。占いを使って『地獄に落ちる』というのは邪道です。そもそも占い師というのは基本があって、悩んでいる相手に対して占うものなんです。それを悩んでいない人に例えば、『あんた、名前が悪い』などと改名させるのはどうでしょう。一種、宗教がかっている気もしますね」
（週刊文春 ２００５．１１．１０）
|
