■「少女レイプ」パウロ永田牧師拘置所からの脅迫状

　＜愛する、いいえ心より主の名により愛するＡさん（原文では実名）へ/元気ですか。/この手紙を書きながら心より泣いています、涙がとまりません＞　端正な字が並ぶ四枚の便箋。各ページの端には拘置所の検問済みを意味する桜型の印が押されている。信者であった少女５人と成人女性２人、合わせて２２件の暴行を働いたとして拘留中の聖神中央教会元主管牧師・パウロ永田こと金保被告（６２）から、元信者に届いた手紙である。
　４月の逮捕以降、８月に行われた第２回公判でようやく起訴事実について認めた金被告。一方で、手紙や面会が許可されるようになった夏から、頻繁に信者や元信者に向けて手紙を送りつけているのだという。昨年から聖神中央教会信者の救出に関わり続けている、ニューライフ・キリスト教会のジャン・ドウゲン牧師が語る。
「金被告は以前から暴行した少女らに『他の教会は信じるな、この教会を離れると滅びる』と信じ込ませていました。夏以降、２０人前後にあて毎日のように手紙を出しています。<自分の罪は赦されていて天国にいけるが、教会に出たものの罪は赦されずに地獄に落ちる＞＜マスコミ報道にも目を通している>などと、いまだに精神的に支配しようとする内容のものも数多くあります。その結果、返事を出し続け、信じている人がいるのです。信じている者にとっては恐怖を覚える手紙です」
　信者にとっては、いわば脅迫状ともいえるこの手紙。ジャン・ドウゲン牧師と元信者Ａさんの了解の元、手紙の一部分を紹介する。　Ａさんは娘が金被告の被害に遭った。つまり被害女児の母でもある。　＜私は、本当に、ばかな人間です。（中略）何かもっとも大切なものを失くした気持ちです>　そう綴られているこの手紙はまるで心底の改悛をしているかのように始まるのだが・・・。
＜取調室で常に君に関して問うていました。その時には、まだ中央（注*教会）にいるとの事で、心より安心していたのです。（中略）その君が中央を離れた消息を聞き、信じられないと同時に、どれほどつらかったのかと、泣きながら祈っていました＞
　Ａさんが教会から離れたことを指摘し、そして事件について語りだす。＜信じて下さい。今回の件は、偽りで満ち満ちているのです。必ずいつか、真実が神によって明らかにされるでしょう。/子供達がウソつきということではなく、（そう思いたくありません）供述内容が偽りで記述されているのです。（本当の事を言っています）今更、何の偽りを君に語るのですか。/私は、争わないと決めたのです＞　まるで女児が嘘をついているのを供述しないことで恩を売っているかのようにさえとれる。　さらに手紙は続く。
＜求刑を多分２０年ぐらいと言われています。しかし、私達には、御国があり、聖神の名が光り輝いて待っています。復活が待っています。Ａさん、そこで会いましょう、必ず会いましょう。一緒に主を向かえましょう＞　＜今後の信仰生活に間違っても脱会者と呼ばれる者のところへ行かない様にして下さい。イエスさまを知るならば意味が分かるはずです＞　淡々と、しかしきっぱりと“脱会をするな”と呼びかけているのである。
　金被告は、準婦女暴行ほう助容疑で逮捕された（のちに処分保留で釈放）教会の女性幹部と、ごく最近婚約を発表した。　少女暴行事件の現場となった京都・八幡市にあった教会の土地建物は、被害者の賠償金に充てるためにすでに売却され、取り壊された。教会が新たに隣町に購入した土地は、市街化調整区域のために礼拝所は建てられず、地元住民からの反対運動がおきている。　「彼のカルトによって家庭を壊された被害者がたくさんいます。仕事や生活を取り戻すために日々頑張っていますが、まだまだ時間がかかります。新代表の牧師は最近被告からの手紙を礼拝で読み上げました。さらに金被告を解任した罪を悔い改めるという本末転倒な発言までしました」（同前）
　ジャン牧師は最後の一人が脱会するまで活動を続けるという。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（週刊文春　１０/２７号）


■宗教者ら官邸に抗議　　首相の靖国参拝で緊急行動

　小泉首相の靖国神社参拝（１７日）に抗議する緊急行動が１８日、首相官邸前で行われました。　ＮＣＣ（日本キリスト教協議会）靖国神社問題委員会、政教分離の侵害を監視する全国会議などが呼びかけたもので、１００人（主催者発表）が参加しました。参加者はプラカードや横断幕を持って抗議。各団体から発言がありシュプレヒコールが繰り返されました。
　須賀誠二氏（ＮＣＣ靖国神社問題委員会委員長）は「（小泉首相の）参拝はアジアを軽視している」と指摘。「（日本が先の戦争で）甚大な被害をもたらしたことを忘れてはならない」と述べ、政府の憲法改悪の動きに対しても抗議しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                            　　（赤旗　１０/１９）


■オウム　信者に遺体映像　　公安当局が目的調査

　オウム真理教（現アーレフ）が、死亡した男性信者２人の遺体の写った映像を各地の道場などで信者に見せていたことが２５日、分かった。公安当局もこうした事実を把握しており、詳しい経緯や目的などを調べている。　関係者や教団によると、ビデオは編集してコピーを作成。６月ごろ、道場や出家信者が共同生活する住居で「夜礼」と呼ばれる定例的な集まりが開かれた際などに見せていたという。計数十分で、ＪＲ福知山線の脱線や地震、津波など多数の死者がでた事故、災害のニュースを収録。２人の部分は計５，６分間で、「人間は必ず死ぬ」などのナレーションが流されている。
　教団は「遺族の了解を得た上で、差し障りのない場面だけ編集した」と説明している。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　                                                　（日刊ゲンダイ　１０/２７）


■葬儀考　「墓」と人生

　＊細木数子勉強会で教えられた望ましい墓とは。　先祖が眠る場所だから三坪（９・９平方�b）は欲しい。そこに五輪塔を建て、墓石は夫婦単位で。外柵（がいさく）はコンクリートでなく石材。骨はツボから出して布で包み、カロートでなく土に返す。地面は砂利でなく赤土と鳥取砂丘の砂を七対三で混ぜ、三ヶ月に一回は補給を・・・。　すべての条件を満たせば相当の費用になります。そんな勉強会を経て個人鑑定を受けた人は、こんな体験をしています。
　佐賀県の女性は夫の死や娘の将来で悩んでいました。個人鑑定で言われたことは、「あんたはばかだ。正しい墓を建てないから夫は死んだ。借金してでも五輪塔を」。
  次の間に控えていたスタッフから墓の形や費用の説明を受けて契約。墓石代や永代使用料で１０００万円を超しました。残ったのはローンの返済苦。
　京都市の男性。身内の不幸に気を病んだ妻が個人鑑定を受けました。スタッフと交渉のうえ、約１０００万円の墓を契約しました。個人鑑定に控えていたスタッフ。実は京都市に本社がある久保田家石材商店の社員でした。６４年、久保田茂太呂社長（当時）が『世にも不思議なお墓の物語』を出版し、「吉相墓」で急成長した会社です。細木さんの説く墓相現象の多くが、この本にも載っています。
　細木さんの著書の巻末に、細木事務所本部と全国各地の連絡所一欄が載っていました。本部事務所は東京駅前の久保田家石材関連企業の事務所。他も大半が同社の支店や営業所でした。　その後、両者の関係は絶たれたけれど、久保田家石材幹部はかつて、「細木先生と通じてウチにきはるお客さんで、年間１０億」（『週刊文春』９０年８月１６日号）と語っています。細木さんたちだけではありません。「吉相墓」を売り出す石材店はそれぞれ「墓相家」を抱えています。「十人の墓相家に聞けば十通りの墓が必要になる。墓相とはそんなものですよ」・・・全日本墓園協会幹部はそう語りました。
         　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（赤旗　１０/２０）


　＊「墓は多いほど偉い」　そう教える宗教指導者がいます。池田大作・創価学会名誉会長です。　「墓は沢山あったほうが偉い。一番沢山あるのは明治天皇かな」　これは１９７２年２月の指導語録です。再び同様の指導をしたのは７６年４月。北海道厚田村の「戸田記念墓地公園」（完成時４８０�f、４万８千基）が完成間近でした。
厚田村は戸田城聖２代目会長の出身地。創価学会巨大墓地の第１号です。
　池田氏は札幌市で開いた幹部の集まりで、こう指導しました。墓地販売戦略についてです。「全職員と幹部が５００人〜１０００人ぐらい研修をして、１人が何人というふうに担当して啓蒙（販売）していきなさい。牧口（常三郎初代会長）先生、戸田先生そして私の墓も入れてもらう。だから牧口門下生、戸田会のメンバーも入りなさい」　「お金がない人には月賦にしてあげなさい。・・・（聖教新聞の）地方版でフォローしていきなさい。その都度、説明書を活用して見学させてあげて勧めていきなさい。・・・戸田記念墓園は日本の聖地です。墓は多くあった方が偉いのだ」
　池田氏はこの時、「お金はとる方がいい。とらないと功徳をとめちゃうもの」とも指導しています。ちなみに、墓地の分譲価格は４５万５０００円でした。　「私も買った」というのは創価学会本部の元職員。池田氏の指導を受けて、職員たちもローンを組んだそうです。だが、「骨は入れてないし、一度も行っていない」といいます。　札幌から５０キロの鉄道も無い石狩川河口近く。「冬は地元の人も近づけない」という場所です。それでも７７年１０月の完成時には完売。巨大墓地戦略は、こうして始まりました。
　注　学会事業部門幹部や外郭団体・企業責任者の集まりでの池田語録。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　           　　　　（赤旗　１１/３）


　＊異様な光景です。広い芝生に、まったく同じ型の白い墓石。それが何百、何千基と、整然と並ぶ。ローソクや線香は禁止で花などは持ち帰りだから、石のほかは何もない・・・。不気味ささえ漂います。１２０�f余りに５万８０００基（注）。「富士桜自然墓地公園」（静岡県富士宮市）は１９８０年に完成しました。
　やや小ぶりのオルガン型墓石。ザラついた感じの碑面はすべて「妙法　○○家」。
側面が建立者名で背面に故人の名前。よく見ると故人名のない墓が意外に多い。墓は買ったけれど、誰も埋葬していないのでしょう。そんな墓地がＡからＬ区まで。「Ａ−１」区域は富士山に一番近い高台だそうです。他の区域よりは少し狭い。「Ａ−１」の中央最奥部は近い植え込みで他と区切られ、他より少し大きい墓石が三つ。
「妙法」の下に刻まれているのはそれぞれ「牧口家」「戸田家」「池田家」。初代から三代までの「永遠の指導者」（創価学会会則第３条）たちです。
　三つの墓石の側面（建立社名）は「創価学会」。学会本部の元幹部職員によると、これは学会が費用を出したという意味で、「骨も入っていない」そうです。三基の墓域に向かって右側には、北条（浩四代会長）家、秋谷（栄之助現会長）家、青木（亨現理事長）家・・・と並び、左側には森田（一哉元理事長）家、和泉（覚元副会長）家、辻（武寿元副会長）家・・・。
　「Ａ−１」の池田家の墓は、各地の学会巨大墓地にあります。墓になっても「永遠の指導者」でありつづける。なぜなら「墓は多いほど偉い」のだから。そんな巨大墓地が全国１３ヶ所で、合計４４万基。他にもまだ、計画中だといわれます。
　注　学会墓地の区画（墓）数は、解説答辞より増えているところがあり、ここでは『週刊ダイヤモンド』０４年８月７日号の数字を使います。
            　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（赤旗　１１/５）


■宗教者「平和巡礼」へ　　来月シンポ「９条の和」大きく

　「９条の会」のアピールに賛同して発足した「宗教者九条の和」が２７日、国会内で記者会見し、「第１回平和巡礼とシンポジウム」について発表しました。会見には呼びかけ人世話役の村中祐生・大正大学元学長（天台宗）、石川浩徳・日蓮宗現代宗教研究所元所長、山本俊正・日本キリスト教協議会総幹事、大倉一美・カトリック東京教区司祭と、石川勇吉・真宗大谷派報恩時住職が出席。「九条の会」事務局から高田健氏があいさつしました。
　シンポジウムは１１月５日午後２時から東京・千代田区のカトリック麹町聖イグナチオ教会ヨセフホールで行われます。シンポに先だち午後１時から会場周辺を参加者が平和を祈りながら行進・「平和巡礼」します。「宗教者九条の和」は４月に約５０人で発足し賛同人は現在、約１３００人に。「総選挙後、改憲への危機感から急速に賛同申し込みがふえています」（事務局）。
　記者会見で出席者は、「武器をなくし、平和の鐘を響かせる連携を強めていきたい」（村中氏）、「改憲への警戒と共に、靖国参拝を繰り返す小泉首相や国会議員に批判を」（石川浩徳氏）、「九条の和を潮のように広げ、運動を躍進させたい」（山本氏）、「和に多くのキリスト者が参加していることに誇り」（大倉氏）、「もっと仏教界の中に賛同を広げたい」（石川勇吉氏）と語りました。　シンポジウムの問い合わせは
日本カトリック会館・正義と平和、電話０３（５６３２）４４９０


■天理教平和の会一周年のつどい

　「天理教平和の会」（長谷川俊夫代表＝天理教堺石分教会会長）が２６日、天理市内で結成記念一周年のつどいを開き、天理教信者ら３０人が参加しました。同会は昨年９月、「教祖（中山みき）の教えにもとづいて、世界の平和（陽気ぐらし）と人類の幸せに貢献すること」を目的に結成されました。　長谷川代表は開会にあたり、「不戦平和の誓いである第九条をはじめとする民主主義政治の根幹を崩壊させるような作業が、自公政権を中心に進められている危険な動きを決して許してはならない」と強調。「教祖の教え『世界一れつ兄弟』としての自覚に立ち」、草の根の運動を広げようとよびかけました。
　続いて清水貢氏（元天理高校野球部監督）が今後の活動について「教理と平和」の学習を深めることや、各地で「憲法九条の会」や「宗教者平和協議会」との連帯をはかることなどを提案し、全員賛同のもと決定しました。　奈良宗教者平和協議会代表理事の宮崎快尭師（真言律宗白豪寺住職）や天理大学卒業の沢田博・日本共産党奈良県委員長も出席し、激励のあいさつをのべました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  　（赤旗　１０/２７）

■オウム派閥争い

　オウム真理教の内部で、幹部らの主導権争いに端を発した信者同士の対立が起きていることが、警視庁公安部など公安当局の調べで分かった。上祐史浩代表（４２）を中心とした勢力と、松本智津夫被告（５０）への信仰を絶対視する「原点回帰派」が、互いに信者らを巻き込んだ多数派工作を続けているという。公安当局は、信者同士のトラブルの激化を警戒している。
　公安当局によると、教団は、２００３年１０月、上祐代表が、松本被告を強く信仰する古参信者らの反発を受けて教団運営から離脱して以降、原点回帰派が実質的に運営しているという。ところが、上祐代表は昨年以降、月に数回ずつ都内の飲食店などで開いている独自の会合で、「私が地方を回れば教団の収入を増やせる」と述べるなど、教団運営復帰に意欲を示し始めているという。さらに上祐代表は、独自に開設しているブログ（日記形式のホームページ）でも、「（信者が起こした）事件が無かったかのような振る舞いが見られる」などと、原点回帰派批判とも受けとれる意見を記している。
　今月上旬には、上祐代表を支持する信者約１０人が、都内の教団道場を訪れ、「教団は狂言を排除すべきだ」などと原点回帰派を批判する文書を同派信者に手渡す動きもあった。一方、原点回帰派は、こうした動きに反発。今年８月１１日夜、千葉県内の教団道場に信者１０人が押し掛け、上祐代表に近いとされる道場長（３９）に対して「（施設を）出て行け。お前は（道場長を）解任だ」と迫ったという。
　今年夏の説法会でも、最高幹部が「上層部に、グルを否定し魔境に入った者がいる」などと、事実上、上祐代表を批判する発言をした。原点回帰派は上祐代表のブログを見ないよう呼びかけてもいるという。教団では現在も、双方の勢力が多数派工作を続けているとされ、警視庁公安部の幹部は「先鋭化した信者の行動が心配だ」と話している。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                　（読売新聞　１０/３１）


■「教会のカルト化」についての懇談会
異端問題委員　高山　正治

　松原湖研修会２日目の午後、「教会のカルト化」をテーマに懇談会がもたれました。扱われたテーマは大別すると、「教会のカルト化」「タラッパン運動」「教会の対応」の３点で、後半の討議・質疑の時間には情報交換や、教会が抱えている異端問題などの報告がありました。
　●発題のポイント１　カルト化している教会の問題点
　�@権威主義的リーダーがいる。牧師が絶対的権威を主張する。牧師に従わない者は神に逆らっている、と言う。訓練の名による暴力が行われている。
　�A恐怖心で信徒を縛る。牧師に従わない
信徒に対し、「この教会を出る者は滅びる」と脅かす。地獄に落ちると恐怖心を植えつける。牧師が偽預言者の権威をふるう。
　これに対して、「正しい教会」とは、正しい聖書信仰に立っている。正統的教会は聖書以外の権威を認めない。牧師の私的言葉が、聖書以上の権威を持ってはならない。副教材に権威を与えない。また、「正しい権威主義」とは、牧師は「しもべのようになりなさい」のみことばに従う。　教会のカルト化現象を防ぐにはどうしたらよいか。牧師も信徒も、自分の教会のカルト度をチェックしてみること。権威主義排他性教育（説教）など・・・
　●発題のポイント２　タラッパン運動について。
　　柳光洙タラッパン運動は異端であり、多くの教会を混乱させています。近年、岡山県の二つの教会で、牧師と役員が柳光洙タラッパン運動を信奉し教会を分裂させるという運動が起こりました。タラッパン運動の創設者柳光洙は、神学大学を卒業し、１９８５年に釜山老会で按手を受けた牧師であるが、韓国の異端ベレア・アカデミーの金箕東の影響を受けています。問題点は、神学や教会論など多くありますが、特に「悪魔を縛る権能」「天使動員の権能」などを強調し、既成教会の中に入り込み教会を混乱させ、信徒を奪っていきます。柳光洙タラッパン運動について知りたい方は、岡山めぐみ教会のホームページ「宗教問題研究会」（http://ww91.tiki.ne.jp/~oka_megumi/）をご覧下さい。
　今後の方向性としては、各教会が異端・カルトの問題意識を持つために、同盟基督教団の「異端問題委員会」を活用していただきたいと思います。初代教会は異端との戦いでした。異端・カルトは今後も姿を変え増殖していきます。今日の教会が彼らを侮り、何の備えもしないなら取り返しのつかないことになるのではないでしょうか。
パウロは福音に反することを伝える者を激しく叱責しました。正しい福音を宣べ伝えましょう。　　（岡山めぐみキリスト教会牧師）　　　　　　　　　　　　　　　　　（日本同盟基督教団　世の光６６２号）


■カルト関連ニュース

　☆『第２２回いたんだ葦の会』は１１月２８日（月）午前１０時半より、埼玉県所沢市にあるカルト研究リハビリ・センターに於いて開催されます。テーマは『カルト脱会後の人間関係パート５』です。健全な人間関係を築くためにどうすれば良いかを話し合います。この頃、元エホバの証人だけでなく、カルト化したキリスト教会から脱会された方々も見えています。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、ご連絡下さい。
　☆１０月１６日付の『クリスチャン新聞』の報告によると、統一協会の合同結婚式によって、韓国人男性と結婚し、渡韓した日本人女性の数が６０００人にも上るそうです。　また、驚いたことに、相手の韓国人男性の多くは統一協会員ではなく、結婚相手の見つからない農村の男性や、何らかの問題を抱えている男性を、日本人女性との結婚をおとりに集めたケースがあるといいます。結果的に、過酷な労働をさせられた女性たちは、自殺に追い込まれたり、事故で大怪我をする例も報告されています。
　こうした哀れな女性たちの救出に、日刊協会の相互協力が不可欠であるとして、来年１月１８日、１９日に『統一協会問題についての日韓教会フォーラム』がソウル市で開かれることになりました。日本から、統一協会問題キリスト教連絡会に加盟している各教派の代表、および、被害者家族や被害救済に取り組んでいる弁護士を含めて、約３０人が参加する予定です。韓国の教会関係者に日本の被害の実情を知らせると共に、今後、どのような相互協力ができるかを模索するとしています。さらに、『クリスチャン新聞』は、教祖の文鮮明の最近の動きについて、「在日韓国朝鮮人団体である民団と朝鮮総連を４年間で統一すると豪語し」ていると述べています。また、当教祖は、依然として、壷や本などを法外な値段で販売しており、「ヨンピョンのリゾート施設を手に入れたり、ピョンヤンに『世界平和センター』と称して会議室を保有、ソウル市のヨイド地区に１万坪以上の土地を確保して６０階建ての超高層ビル建設を計画する」など、かなりの経済力を維持しているとのことです。
　☆半年前に、永田保牧師が逮捕されて以来、『聖神中央教会』からの脱会者が続出しています。残っているのは３０人ほどの忠実な信者たちだけです。９月に教会の土地が売却されて、建物の解体工事も進められていましたが、今はもう、跡形もなくなっています。傷ついた脱会者のために、ウイリアム・ウッドは月に２回、京都で集会の後、１人の兄弟が、「私たちは聖書のみことばによって、少しずつ、元気になっていきますね」と感想を述べてくれました。また、ジャン・ドウゲン師も毎週、木曜日と日曜日の夜、礼拝と聖書研究会を導いており、３０人ほどの元信者が参加しています。この集いは、１１月から、ドウゲン師を牧師として迎え、『京都ニューライフ・キリスト教会』としてスタートする予定です。
　☆２００５年１０月現在、カルト研究リハビリセンターの利用者数は３００人を数えますが、その大部分は、今まで全く知らなかったカルト教団の信徒やリーダーたちです。特に多いのは、カルト化したキリスト教会で傷を受けた方々です。元エホバの証人のための自助グループとして始まった『いたんだ葦の会』も、今では、元証人とカルト化した教会の信者の数が半々になっています。
　２５年間の歩みを振り返って、主の不思議な導きに感謝するのみです。３０年前、右も左も分からない青年として来日した時、私はカルト問題と関係のある働きをすることになるとは夢にも思いませんでした。一般的な伝道活動に励むつもりでしたが、主は私の思いを遥かに越えたことをしてくださいました。まさに、イザヤ書にあるとおりです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（truth　１０５号）


■宗教者が九条広げよう

　「宗教者九条の和」は５日、東京・千代田区のカトリック麹町聖イグナチオ教会で、第１回「輝かせたい憲法第九条」シンポジウムを開きました。宗教や宗派を超えて２７０人が参加。「宗教者と九条」をテーマに村中祐生・大正大学学長（天台宗慈照院住職）が基調講演。「九条を変え戦争をする国への怖い変動が起きている」と自民党の憲法改正案を批判。「宗教者として何ができるのか」考えようと呼びかけました。
　山本俊正・日本キリスト教協議会総幹事の司会で行われたシンポジウムで、石川浩徳・日蓮宗現代宗教研究所元所長（本念寺住職）と高見三明・カトリック長崎教区大司教は、それぞれの戦争体験をもとに発言しました。石川さんは小学生の時の「横浜大空襲」の体験を話しました。　「無差別の銃弾爆撃で防空ごうにいた人たちは蒸し焼きになり真っ黒焦げで死んでいったのを見ました。生きながらえてきて『二度と戦争はいやだ』と思った」と語り、「九条は日本だけのものではありません。世界に誇る宝。６０年前の状況がつくられようとしている今こそ、『殺すなかれ』を守っていこう」とのべました。
　「長崎に原爆が落とされた時母のおなかの中にいた」という胎内被爆者の高見さんは「原爆被害者として日本の軍国主義について考えてきました。キリストの平和は命を与えることによって勝ち取ったものです。戦争のためにお祈りはしたくありません」と語りました。　小林延行・中央学術研究所所員（立正佼成会）は、若い世代に九条の大切さを広めることについて発言。「平和の尊さに気付いているものが積極的に若者に語っていこう」と呼びかけました。
　金光教の西村美智雄専務理事は「理想と現実に苦悩し、理想が退けられることもある。平和を守る先導者になろう」とシンポジウムを締めくくりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（赤旗　１１/６）


■ＪＷＩＬメール＆手紙より

＊顕正会はカルトですか？　詳しく知りたい。
＊元親鸞会の幹部が、親鸞会を告発しました。
　http://shinrankai.hp.infoseek.co.jp/
＊ペンシルバニア州のものみの塔協会が、迷惑サイトを訴え、約１０００万円の要求をする。
　http://quotes.watchtower.ca
＊涼子裁判は順調、被告は裁判には出て来ない。エホバ弁護士は和解希望との事です。続いて応援宜しくお願いします。
＊ＪＷＩＬホームページ、タワケの日記は好評、質問も多い。　


■みなさんへ、　私は愛知県豊田市に住居している、ブラジル人、カルロスです。私は今、手助け、援助が必要です。なぜかというと、私と私の家族は、豊田市ブラジル人のエホバの証人という宗教団体から差別や偏見を受けています。
　それはただ、私と妻が豊田市ブラジル人のエホバの証人のメンバーでなくなったことが理由です。　私と妻は、２００１年７月から日本のエホバの証人のメンバーでなくなりました。そして、２００１年８月から現在２００５年までずっと、差別と偏見を受けてきました。　偏見や差別の中心となってやったのは、豊田市ブラジル人エホバの証人メンバーの男性や女性を含め、宗教の責任者（長老という）です。
　偏見や差別によってあった事件は、３ヶ月妊娠していた妻を３回身体暴力し、宗教のある女性が私の娘たちを誘拐したなどを含めます。　その中に、侮辱や偽証、書類に中傷や脅迫が書かれました。　また、王国会館（エホバの証人の集会がおこなわれる場所）の中で名誉毀損もありました。ある長老の妻が、７ヶ月妊娠していた私の妻に名誉毀損をしました。
　その名誉毀損が終わった後、私の妻は切迫早産しそうになったため、入院しました。これらのことは２００１年にはじめ、今まで争っている最中です。
　この宗教的偏見や差別と闘うのを少しでも手助けしてください。お願いします。日本とブラジルの権威も法律によっての手助けもしてくれません。お願いします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（JWILメールより）